ピラティススタジオアコアをご利用いただき、誠にありがとうございます。トレーナーの船引怜美です。
ピラティスのマシンでも、スプリング（バネ）を使用しないマシンがいくつかあります。曲線が特徴的なスパインコレクターとラダーバレル。どちらも緩やかに丸み帯びたパーツを活かしてエクササイズを行うことで、その効果を高めます。
【Spine Correctorスパインコレクター】
背骨は、丸める動き＝屈曲、反る動き＝伸展、横へ曲げる動き＝側屈、捻る動き＝回旋が可能です。しかし同じ姿勢を強いられる長時間のPC作業や運動不足がちな日常生活において背骨の動きは制限され、その柔軟性や背骨を支える強さや様々な動きを可能にする可動性が失われています。そしてそのことによって首・肩のコリや腰痛などの不調や姿勢の崩れなどが生じています。その背骨の動きを調整するために考えられたのがその名の通り、「スパインコレクター」。横から見るとクジラみたいな形がなんともかわいくて、心和むスパインコレクターですが、とても優れたピラティスマシンの一つ。緩やかの曲線を描くバレル（barrel=樽）と呼ばれる丸み帯びた部分に背骨を沿わせながらストレッチや背骨の動きを伴うエクササイズを行うことで、より伸びやかに背骨の柔軟性に無理なく適度なサポートを加えながら整えていくことが可能です。
【Ladder Barrelラダーバレル】
はしご状（Ladder）の木製のバーと丸み帯びたバレルが組み合わさったマシン。このマシンもスプリング（バネ）は使用されていないピラティスのマシンの一つ。はしご部分とバレル部分の距離はスライド式になっており、身体の大きさやエクササイズに応じて調整が可能です。ラダーバレルでは主に下肢のストレッチや背骨をダイナミックに動かしたエクササイズが行われます。スプリングによる負荷はありませんが、この丸み帯びたバレルの上でエクササイズを行うことで、支持面が小さくなりバランス力やコントロールが求められるようになります。またバレルのカーブに合わせて背骨を動かすことでより柔軟性と長く伸びやかに筋肉を使うことが必要となり、より動きの流れやコーディネーションを培う上級編の動きに使用されます。
マシンピラティスと聞くと多くの方は「難しそう」「ハードそう」というイメージを持たれると伺います。でも実際はマシンを利用することでより動きやすく、またエクササイズを効果的に行う手助けをしてくれる意味ではマシンを使用しないで自重を支えながら行わなくてはならないマットピラティスの方がマシンピラティスよりも実は難しいのではないかと思います。アコアのマシンピラティスでは、ここではご紹介できていないエクササイズグッズが数多くあります。それはアコアの最大のこだわりである、最も効果的にエクササイズを行って頂く方法への追求です。ぜひピラティススタジオACOREでそのマシンピラティスの効果を体感・実感して頂けましたら幸いです。
