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いつもピラティススタジオアコアをご利用いただき、どうもありがとうございます。アコアトレーナーの船引怜美です。

どうしても女性のイメージが強い、ピラティス。

ピラティスが流行り始めた頃はマドンナ、最近ではレディー・ガガ、ミランダ・カーなど、多くのハリウッド女優やモデル・アーティストがピラティスで体型・健康管理をしているとメディアで伝えられるのも女性が興味を持つ一因であり、同時に、多くの男性が「男のするものではない」って思ってしまうのかもしれません。

ピラティスインストレクターも、パーソナルトレーナーに比べたら、きっと女性が多いはず。女性がヨガウェアで動いている中に男子が居ても。。。と遠のかれてしまう男性方もいらっしゃるのではないでしょうか?

でも、ピラティスの産みの親のジョセフ・ピラティスさんは男性。幼少期は病弱でしたが自ら考案したピラティス・メソッド=コントロロジーで自分自身が体質改善し、プロボクサーや体操選手になるまでに。そしてピラティスは大戦中のケガをした兵士のリハビリや健康管理のために発展したエクササイズ。ピラティス氏のオリジナルのエクササイズはその背景が色濃く反映されているかなりハードワーク。

SNSでは、サッカーのクリスティアーノ・ロナウド選手やスキージャンプの小林陵侑選手などがトレーニングに取りいれているというのを見かけたり、
トム・クルーズはご自宅にリフォーマーがある、などという記事も見たことがあります。
つまり、超強靭なボディのアスリートや俳優さん方も、取り入れている!

ずばり!どうしてピラティスが男性にもおすすめなのかを、考えていきます!

  1. shutterstock_413637487体幹トレーニング

多くのアスリートを中心にその重要性が大きく取り上げられています。体幹トレーニングの原点といったら、ピラティスなのではないか?と私は思います。ピラティス氏は体幹をパワーハウスと呼び、そのパワーハウスを鍛えるエクササイズがピラティス。ピラティスを緩やかで穏やかなストレッチとリハビリ的動いているか動いていないか分からない系エクササイズと思っていらっしゃる方も多いとは思いますが、それは、ちゃんとパワーハウス=体幹を鍛えながら動いていない証です。呼吸一つとってもどんな動きでも、全ての動きと言っても言い過ぎではないほどに、体幹の筋肉を意識的に使い動くため、正しくできていればできているほど、その効果は絶大です。

  1. ムキムッキな筋肉ではなく、強くて・しなやかで・伸びやかな筋肉

ピラティスの特徴はまさに、筋肉を長く伸びやかに鍛えていくこと。ジムの重いウェイトを付けての大きな筋肉の筋トレではなく、大きな筋肉の層の下のインナーマッスルを着実に鍛えていきます。インナーマッスルまで含めてガチガチに鍛えてしまうと、柔軟性や関節の可動域に支障がでて、ケガのリスクが高まるだけではなく、動きの質の向上も難しくなってしまいます。

  1. 柔軟性を高める

多くの男性は「柔軟は苦手で。。。」という方が多い気がします。また、あまり筋肉や関節の柔軟性が大切だと男性にとっては言われてきていないような印象もあります。しかし、柔軟性はスポーツなどだけではなく、日常生活において姿勢や座り方、歩き方などにも影響してきます。動きのよくない関節や筋肉はケガやなんとなくの痛みに大きく影響を与えます。マシンピラティスではスプリング(バネ)の特性を活かして、深い呼吸と共に柔軟性を高めながら筋力を高めていきます。

ピラティスは、確かにウェイトトレーニングのようなコブのような筋肉を鍛えるものではなく、ランニングのように心肺機能に直接的にはたらきかけるわけでもなく、1時間で何百カロリーと消費する燃焼系エクササイズではありません。

しかし食事で、様々な栄養を様々な食材から得るように、
トレーニングも様々な効果をフォーカスした様々なエクササイズ、方法をバランスよく、目的に応じて取り入れることによって、より効果的に体調管理・体力向上を目指すことができるのではないかと思います。

「週2回ピラティスと、週2回ジムと、週5日ランニングと。。。」みたいなバランス、最高だと思います!